卒業生紹介




松原 裕子

成安造形大学造形美術科日本画クラス 卒業

作品紹介作品紹介

メッセージ

さんかく工房を卒業して        松原ゆうこ

私にとって絵は小さいころから、特別なものでした。
ただ、色が好きでした。
「好き」というのは何でだろう?これはきっと考えても仕方がない。ただ好きなんだ、、と思う。
人は好きなものをもっともっと自分に返って素直に大切に育てていかなければならないと思う。それが「自分を生かせる場所」だから。
例えば「少し好き」でもいい。その心に自分の体に素直にならないと「生きる道」はただ「生活するための道」になってしまう。
私は高校2年生の時に絵を描こうと決めました。
必ず夢の絵本作家になると決めて、そうしてそれを漠然と「未来の夢」とするのではなく
現在からつながる数年後の自分だ、と決めて「夢はあきらめなければ必ず叶う」という言葉を信じてさんかく工房という絵画の研究所に入りました。研究所というだけあって研究するんです。ここでは教えてもらう、、、という事よりも学び取るんです。例えば、コップを描くとき答えは目の前にある、というように。そして、大学受験の為だけに絵を教えるのではなくもっと大切な、、、。ここを卒業して5年後、6年後に生きてくる教え方をしてもらいました。それは技術であり、心であり、、、。
 私は成安造形大学の日本画科を卒業して現在3年目になります。今は絵本作家として絵本を2冊だし、月刊誌に絵の連載をしています。
今ふりかえると実際に大学で学んだことよりもさんかく工房での3年間の方が大きいです。大学では、自由な環境で絵を描け、自由な時間を使え、絵を志す仲間や先生と出会えました。が、実際学んだ、勉強したという感覚はありません。さんかく工房では学びました。苦手なデッサンや堅苦しい課題もやりました。頭をいっぱい使い、出来ない悔しさに涙することもよくありました。でもそれは、悲しい涙や苦しい涙ではなく、・・・・くやしい涙でした。あの時の一生懸命な気持ちは今でもよみがえります。そして、いい絵が描けた時の友達や先生の一言のうれしさ、、、心臓がゆれて足が飛ぶあのうれしさはすごい!
 さんかく工房ですごしたあの3年間は、かけがえのないものです。ここで勉強できて本当に良かったと思います。
苦しい事、悲しい事を一緒に乗り越えてくれた先生方に感謝です。私にこんな楽しい道を教えてくださった事に感謝です。
好きなことをしていれば、失敗なんてあり得ません。
失敗は自分の心と違う事をして、後悔している事をいうのだと思う。自分のやりたい事をしてさえいれば苦しい事は勉強になり、次へのステップになります。喜びは自分では抱えきれないほどの大きさに膨れ上がります。自分の夢だからです。
いつも大丈夫なんです。
夢は叶うんです。叶えたいと願いさえすれば。
夢をただ先の事としてとらえるのではなく、夢を決めて10年後、5年後、3年後、2年後、今の自分を想像し、それに向かって歩き始めるんです。私は浪人して1人センターにも落ちてしまいましたが、今はやっぱり楽しいです。5年後もやっぱりもっともっと楽しんでいたい。その為にめいいっぱい楽しんで頑張ります。
何でもいい! 好き、が全ての始まりだと思います。




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