卒業生紹介




山本 彩加

2005年度 京都市立芸術大学 デザイン科 合格

 


メッセージ

さんかく工房は私にとって、幸せについて考えさせてくれる所だったと思います。私は高校3年生のとき、普通の大学に行く実感もなかったし、本当にその道を進んでいけるのかなとずっと悩んでいました。絵は好きだけど、かと言って、美術の世界に足を踏み入れる勇気もなくて、、、。

美術ってなんだか近寄りがたいもののように感じていました。でも試しにさんかく工房に通ってみたら、授業では毎日が発見の連続でした。学校では教わらないような事や、新鮮さがありました。正に衝撃です。世界がモノクロからフルカラーになったような感じ!言葉が言葉のままではなくて、体感や感覚としてどんどん私に飛び込んでくるような気がしました。

工房で言われたことで印象に強く残っているのは、教わった言葉や技術を鵜呑みにしないで、消化してから自分のものとして初めて使える、ということ。また、毎回のように将来の美術の世界のことや一人一人の方向性などを話し合ったりしていました。さんかく工房は長い目で見て一人一人が美術で生きていくための修行の場です。そして先生方は全力で向き合って下さいます。

そして、工房での勉強を続けていく中で美術は苦しいときに支えてくれるものになりました。辛いとき自分を否定しなくていい、小さな自信というか、、、。それが何か1つ、あるのとないのとでは全然違うと思います。

私は1つ、すごく大切なアイデンティティーとも呼べるようなものに出会えました。だからとても幸せだと思います。

これからの子供たちにも何でも良いからそういうものを持って欲しい。どんな世の中でも自分を信じて生きていけるような人になってほしい。美術には、それを助ける力があると思います。だから、私が以前感じていたような疎遠なものではなく、もっと身近になって欲しいと思うし、そのために私は何が出来るんだろう、と考えています。(少し話が大きくなってしまったかな、、、?)

最後に、大変迷惑をかけましたが、私を鍛えて下さった先生方に。本当に感謝しています。これからも、美術でひたむきに生きていこうと思います。本当にありがとうございました。

2005.3


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